早産児Q&A

発達


A1

新生児医療の進歩でリスクは減少していますが、ある程度の割合で障害が残ることがあるようです。
低出生体重児の発達の障害(神経学的障害)の頻度は、生まれたときの体重とお母さんのお腹の中にいた期間によって異なります。例として、2003~2005年に生まれた極低出生体重児の3歳時の脳性麻痺の頻度を調査した結果、生まれたときに1000g未満だった子どもは10.9%、生まれたときに1000~1500gだった子どもは6.4%にみられたとの報告があります1)

出典

  1. みずほ情報総研株式会社 小さく産まれた赤ちゃんへの保健指導のあり方に関する調査研究会:低出生体重児保健指導マニュアル. 平成31年3月
    (https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000592914.pdf) [2021年5月25日確認]

A2

目安として、出生体重が1500g以上の早産児は1歳ごろまで、出生体重1250~1500gの早産児は2歳ごろまでには、身長・体重、発達ともに正期産児に追いつく(キャッチアップする)ことが多いようです。あせらず見守っていきましょう。


A3

ほとんどが6歳ごろ、遅くとも9歳ごろまでには身長・体重、発達ともに追いつくとされています。ただし、その子なりのペースがあるので、心配な場合は健診時などに相談しましょう。


A4

早産児に限らず赤ちゃんは出生直後に体重が減少します。そのうち、おっぱいの量が増えれば体重は徐々に増加します。もし栄養が足りない場合は、点滴などで補充してくれるので大丈夫ですよ。


お世話


A1

どうしても連れて行かなければいけない場合を除いて、赤ちゃんを連れて行くのは控えたほうがよいでしょう。早産児に限らず、赤ちゃんは免疫が未発達なため、人の多いところへ行くとさまざまな感染症にかかるおそれがあり、場合によっては重症となることも考えられます。幼稚園の送り迎えなどは、ほかのお母さんに頼んでみるのもひとつのアイデアかもしれませんね。人の多いところへ連れて行ったあとは、感染症の予防のため、帰宅後には手洗い・うがいを家族で必ず実行しましょう。


A2

早産児は呼吸器が弱いことも多いので、受動喫煙を予防するためにも禁煙を。


A3

そのお子さんの状態にもよると思いますので、保育先によく事情を話し、理解して協力してもらえるなら大丈夫でしょう。


A4

海外には、新生児用よりも小さいプリーミー(早産児)サイズの服を販売しているブランドがあります。日本でもネットショップなどで購入することができるようです。


病気&トラブル


A1

早産児は、早く生まれてきたぶん、ママから受け取る抗体が少なく、感染症にかかりやすいといわれています。感染症が流行している時期は外出を控えるなど、予防対策をしっかり行うことが大切です。


A2

出生時の赤ちゃんの「元気さ」を10点満点で表した数値です。
赤ちゃんの皮膚の色、心拍数、刺激に対する反応、活動性(筋緊張)、呼吸の5項目をそれぞれ0~2点の3段階、合計10点で評価します。


A3

新生児集中治療室(neonatal intensive care unit)の意味です。特別な設備と熟練した医療スタッフが一体となって、病気の赤ちゃんや体重の小さな早産の赤ちゃんたちの集中的な治療とケアにあたります。


A4

日ごろ気になっていることがあったら、メモをしておいてまとめて聞きましょう。気になることは何でも質問しておくと安心です。


A5

おっぱいマッサージをすることで改善するかもしれません。母乳外来や、母乳育児を専門とした助産院などに相談してみましょう。


ママのココロ


A1

早産はママの責任ではありません。そのつらさをひとりで抱え込まずに、病院のスタッフや心理カウンセラーなどに話を聞いてもらいましょう。


A2

赤ちゃんは誰もが祝福されて生まれてくるもの。あなたの赤ちゃんもパパとママの愛情に包まれて、幸せいっぱいにこの世界に誕生したのです。赤ちゃんも、あなたが生んでくれたことを感謝していますよ。赤ちゃんが退院してきたら、きっといまの悲しさを忘れるぐらい、笑顔あふれる毎日が始まるはず。その日を楽しみに待ちましょう。


A3

早産児にはどういう特徴があるのか、また、いまどのような状態で、これからどう成長していくのかをきちんと話して、理解してもらうことが大切です。ほかのお子さんと比べたりせずに、早産児なりの成長を、家族みんなで見守っていくことの大切さをわかってもらいましょう。


A4

まず、医療機関に相談して、お子さんの状態を正しく把握しましょう。もし、障害があったとしても、いまは発達をバックアップするプログラムも充実しています。


A5

大丈夫、赤ちゃんは大好きなママが誰なのか、ちゃんとわかっていますよ。最近はカンガルーケアやタッチケアという、赤ちゃんと直接ふれあうケアもどんどん取り入れられています。まず、NICUのスタッフに相談してみましょう。

参考

  1. 楠田 聡 編:新生児の疾患・治療・ケア 第2版. メディカ出版. 2016
  2. カンガルーケア・ガイドライン ワーキンググループ 編:根拠と総意に基づくカンガルーケア・ガイドライン 普及版
    (https://minds.jcqhc.or.jp/docs/minds/kc/fukyu/1_kc.pdf) [2021年5月25日確認]

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