切迫早産
早産と切迫早産
赤ちゃんは、通常、在胎37~42週未満でママのお腹から生まれてきます。これよりもお腹の中にいる期間が短い場合を「早産」(在胎37週未満)といいます。
切迫早産は、37週未満でお腹の張り、出血、破水など出産の兆しが見られる状態、つまり早産になりつつある状態のことをいいます。赤ちゃんのからだは、ママのお腹の中に40週前後いることで外の世界に出てくる準備が整うため、在胎37週未満で生まれてきた赤ちゃんは、からだの機能が成熟していない場合があります。そのため、切迫早産の兆候が見られたら、赤ちゃんが1日でも長くお腹の中にいられるよう安静にし、必要に応じて治療を行います。
切迫早産の症状は?
自覚症状としては、お腹が定期的に張ったり痛んだりする、腰がだるい、おりものの異常(出血、おりものの突然の増加)などがあります。また、もっとも心配な症状として、破水することがあります。
このような症状がひとつでもあったらすぐに受診しましょう。自覚症状がなくても超音波検査をしたら早産の兆候があったという場合もあります。必ず妊婦健診を受けるようにしましょう。
こんな症状がひとつでもあったらすぐに受診しましょう
お腹が定期的に張ったり痛んだりする
腰がだるい
おりものの異常(出血、おりものの突然の増加)
出典
- 日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会 監・編:産婦人科診療ガイドライン産科編2020. 日本産科婦人科学会. 2020
切迫早産と診断されたら
切迫早産の一番の治療法は安静です。安静の度合いは、症状の程度や原因によって外出を制限する程度から、入院が必要になる場合までさまざまです。早産を予防するためには、無理をせず、かかりつけの先生の指示をしっかり守るようにしましょう。
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